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    コーヒーの甘みについて

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       コーヒーの美味しさについてよく甘酸っぱいとか甘苦いとか表現されることが多いものです。特に日本人の場合この甘みについて敏感であると言われています。

       さて、コーヒーの甘みについては科学的にあまり解明されていないようなのですが、そうは言っても体験的に確かに甘いコーヒーはあるものです。ただし、甘みの程度は大別すれば以下の通りになります。

      一つは誰が飲んでもハッキリと甘いと感じられる甘み。二つ目はAさんには感じられBさんには感じられない甘み。三つ目は説明書きには甘いと謳っているが誰が飲んでも甘みが感じられない甘味。(冗談を言っているわけではなく現実の話です)

       焙煎する側の人間にとっても常に安定的に甘みを引き出すことは難しいもので大概は一時的に甘い時があるというのが現実です。年間を通して常に安定的に誰が飲んでも感じるレベルの甘さを引き出す焙煎技術を持っている人は少ない気がします。

       私の経験で言えば、一年のうち何度かどの銘柄の豆も甘くなる時があります。

      その時はまるで世界中の違う地域、違う環境で育った豆同士が一斉に同期でもしているかのような錯覚に襲われます。少々ラフな焙煎をしてもそうなります。

       その時期を過ぎますと銘柄によって出たり出なかったりすることが多く、商社や問屋さんの説明書には甘いと書いてあってもどう焙煎してみても甘みの出ない豆なども出てきます。 

       もう一つ重要なことは同じ甘味でもべったりとしつこいような甘味の場合コーヒーとしての風味が潰れてしまっているケースが多くあまり美味しいとは個人的には思いません。

       このようにコーヒーの甘みというのはあるにはあるが確実性が必ずしも高いわけではないと思います。

       


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