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    抽出の話2

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       今では少数派になりましたが70年代から80年代にかけてはサイフォンが大変流行りました。また、当時自家焙煎店はかなり少数で喫茶店の多くは大手や中堅の焙煎メーカーによる煎り豆を使っていました。(浅煎りから中煎りが中心)

       若い頃の記憶で恐縮ですが、喫茶店で使われている豆を家でドリップ式(透過法抽出)で淹れた場合度々酸味の強さに手こずったものです。ところが、同じ豆をサイフォンで淹れた場合なぜかドリップ式に比べ香りが立ち味も酸味が適度に丸められバランスが良くなり驚いたものです。

       抽出器具が変われば味も変わるものなのです。 

       コーヒー屋により見解のズレは多少ありましょうが、私としては煎りの浅い豆についてはサイフォンのような浸漬法抽出が向いていると考えています。(ただし、現在私自身ドリップ式以外の抽出はしませんし同時にあまり浅く煎らないようにしています。)

       近年、スペシャルティコーヒー豆がブームになり浅く煎った酸味寄りのコーヒーが注目されるようになりました。そして当初スペシャルティ派の人たちが特に採用したのはフレンチプレスであります。プレス式も浸漬法ですから浅煎り豆と相性が良いのだと私は見ています。

       さらに言えば、皆様がコーヒー豆を買われる場合その店(もしくは店主)がすすめる抽出器具さらには抽出方法にて淹れた方が良いと思います。

       なぜなら、コーヒーを作る側は意識的にも無意識的にも普段自らが使う抽出器具を前提に味作りを行なっているからです。

       


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